長楽寺の御仏
~民の安寧ぐ世界の平和を析る、長樂寺の御々~
長楽寺には、本尊薬師瑠璃光如来や脇侍の日光•月光菩薩を はじめとして数々の仏像が奉安されています。また密教の教えを象徴する両部大曼荼羅や十二天図なども所蔵。いずれも宗教的•美術的価値の高い貴重な文化資産です。さらに境内には多くの石仏や、民間信仰とのつながりが深い庚申塔なども保存されており、民俗学的な視点からも価値のある遺産です。
長楽寺の長い歴史を物語る石仏たち
長楽寺には、古くからの信仰と結びつきが強い石仏や石碑が数多く 保存されています。日本の在来信仰や仏教、中国の道教などが結びついた供養塔、庚申塔がその代表で、青面金剛像と三猿が刻まれて います。現在長楽寺に保存されている庚申塔のうち、十七世紀の造塔と 推定されている一基は、神奈川県の有形民俗文化財に指定されています。その他、大日如来像等の石仏、六字名号塔、宝篋印塔など、 密教の教えを伝える石碑も遺されています。
十二神将
十二神将は十二薬叉大将ともいわれ、勇ましい天衣甲胄の武将姿であられます。それぞれ七千の眷属を率いて薬師の世界と信仰する 人々を守護するといわれています
毘羯羅(びから)大将
招杜羅(しょうとら)大将
真達羅(しんだら)大将
摩虎羅(まこら)大将
因達羅(いんだら)大将
珊底羅(さんちら)大将
あに羅大将
安底羅(あんちら)大将
迷企羅(めきら)大将
伐折羅(ばさら)大将
宮毘羅(くびら)大将
十二天図
仏法を守護する天部の十二尊を描いた六曲一双の屛風です。※公開・展示は不定期です。
風天
水天
羅刹天
焔摩天
火天
帝釈天
月天
日天
地天
梵天
伊舎那天
毘沙門天